GG(眼鏡)
背景を描くにはパースというのが必要なんでしょ？
どうやって書けばいいのかな？
Tiki(帽子)
この記事では、実際の写真を使って、初心者にも分かりやすいようにパースに重要な”消失点”の出し方を説明していきます。
実際の写真を使って説明していくので、実験みたいで面白いですよ♪
GG(眼鏡)
パースって難しいイメージだけど、本当かなあ・・・
この記事はこんな方におすすめ
- パース（遠近法）を使って絵を描いてみたいけど、まだ初心者。
- 遠近法には消失点が必要らしいけど、具体的なイメージがつかない
- とにかく背景を描けるようになりたい！
パース（遠近法）の書き方：重要な点、消失点とは
Tiki(帽子)
まず「消失点とは何なのか」からお話していきますよ。
GG(眼鏡)
わかりやすく教えてね；
消失点とは、遠近法で
『絵の中心になる点』
の事です。
Tiki(帽子)
実際に見た方が分かりやすいので、早速やっていきます！
↑今回は、この写真から消失点を出します。
パースの書き方の基本、消失点を実際の写真から探してみよう。
Tiki(帽子)
この写真にも、実は消失点というものがすでに存在しています。
でも、今の段階では、見えませんし、どこにあるか分かりませんよね。
GG(眼鏡)
こ、ここに点があるの？さっぱり検討がつかないよ。
Tiki(帽子)
では、消失点を探していきます。
この部屋の直線をなぞって、線をひいていきましょう。
GG(眼鏡)
？？？直線をなぞる？どういう事？
Tiki(帽子)
まず、テーブルの右側の線をなぞって伸ばしますよ。
GG(眼鏡)
あ、こういう事か。
なぞって、線をのばしてるね。
Tiki(帽子)
次、テーブルの反対側です。
GG(眼鏡)
お？？線が重なったぞ。
Tiki(帽子)
その通り。実はこの線の重なっているところが消失点です。
GG(眼鏡)
なんだ、こんな簡単に割り出せるの？？
この点の何が重要なのか、いまいち分からないな。
Tiki(帽子)
全ての線をのばした時ここ、消失点に重なります。
GG(眼鏡)
全て？？
さすがに嘘じゃないの？；
Tiki(帽子)
では、念のため、この調子で続けてみましょう。
次、左側、床のふちの線。
Tiki(帽子)
線が消失点に来ましたね。
GG(眼鏡)
ひいっ？！；
Tiki(帽子)
次、右側の畳のふちです。
GG(眼鏡)
こ、、これもちゃんと消失点に来ている！！；
Tiki(帽子)
次、左側窓のふち
GG(眼鏡)
これも消失点・・・
Tiki(帽子)
右側、上の部分のふち
Tiki(帽子)
無事、消失点に到達。
GG(眼鏡)
分かったよもう！！
しかし、本当に全部の線が消失点に集まっているのか・・これは重要だね。
Tiki(帽子)
他にも伸ばせる線はありますが、省略。
こんな感じに消失点は、線が集まる点であるという事が分かりましたね。
GG(眼鏡)
びっくりしたよ！実際の写真にもちゃんと存在する消失点、不思議だね。
GG(眼鏡)
もしかして、背景を描き起こしたい時は、これを逆算でやればいいの？
Tiki(帽子)
その通り！今回は写真の線を伸ばして消失点を割り出しましたが、自分で作る時は、自分で消失点を決めるんです。
背景を自分で書き起こす時の手順
- 消失点を設定する
- 消失点を中心に、床や天井等の線をひいて形づくっていく
GG(眼鏡)
なるほどね！憧れの絵師さん達はこうやって背景を描いていたのか・・！
Tiki(帽子)
写真を持っていたら、色々線を伸ばして自分で試してみてもいいかと思います。
線は消失点に向かっていくはずです。
GG(眼鏡)
なーんだ。簡単だなあ。
Tiki(帽子)
しかし。
もしあなたが、本当に自分の持っている写真に伸ばす線を描き加えたなら・・・
ひとつ発見する事になるでしょう。
GG(眼鏡)
な、何を？；
Tiki(帽子)
いつかこうなります。
あなた
「あれ・・・線をのばしても、全然一つに向かってないんだけど」
Tiki(帽子)
そうなんです。
実は"消失点は一つの写真に一つというわけではない"のです。
GG(眼鏡)
？？？どういう事？
今回は消失点は一つしかないように見える；
Tiki(帽子)
パースは説明が難しい部類に入るので、ひとつひとつ進めます。
今回はここまでにしましょう！（・・）ノ
GG(眼鏡)
続きがあるんだね；やっぱりそんなにパースは簡単じゃないんだなあ。
↓続きはこちらです。
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【初心者も出来る!】パースの書き方②消失点が複数出来る時とは？
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