こんにちは、Nはしです。
元漫画アシスタントでして、創作関連の発信をしています。
漫画を描き出して間もない時って、最初は好きなキャラを模写してみたり、そんな感じの始まり方が多いんじゃないかなと思います。
でも、いざ漫画を描くとなると、キャラクターだけでなく背景も描かなければなりません。
興味がなくても、建物とか植物なども描く事が必要になってきます。
本日は、植物を描く時に少し役立ちそうな話をしていきます。
植物のかたち
絵を描けるようになるには、まず観察から始まります。
興味を持って見ると対象を上手く描けるようになります。
↓どういう事?という方は、こちらの記事をみてみましょう
皆さんは、フラクタルという言葉を知っているでしょうか?
実は、自然界のものはこのフラクタルになっていると言われています。
観察してみると、本当だ、と思えるはず。
フラクタルとは?
フラクタルとは、それを構成している一部分と、全体の形が同じような形をしているものを言います。
どういう事かと言いますと、木の枝ってこんな形ですよね。
(枝1)
で、木全体を見てみます。
構造というか形、似てない?って事です。
相似関係なんです。
小さいものがたくさん集まって、全体を構成している場合、小さいものと全体の形は似たような形になるんです。
葉っぱも葉脈が枝の形に近いですし。
ちょっと面白くないですか?
このフラクタルを少しだけ意識して描くと、それっぽく見えるかもしれません。
木の書き方 ランダムさと奥行きを意識しよう
下の枝、どうでしょうか
(枝2)
上の方にあった枝1よりリアルでない感じがしますね。
なぜでしょうか。
答えを言ってしまうと、枝2は葉っぱが全部同じ角度なんです。
床に平たく置くとこうなりますが、自然に生えている木でこういう事はあまりありません。
自然に生えている木だと、少し奥側に倒れてたり、手前に向いてたり、葉っぱが色んな方向に向いています。
角度で葉っぱのシルエットが変わるので、ランダムな感じになります。
慣れるまで難しいのですが、ランダムさを醸し出すと自然な感じになります。
熟練のアシさんはこのランダムさがとても上手いです。
逆に言うと、ランダムさの感覚を掴めるとそれっぽくなりやすいです。
是非、試してみてください。
おまけ
枝
木 gif途中から