シナリオ 描画法

いきなり描くのは待った!!漫画の設計図、ネームを描こう

いきなり描くのは待った!!漫画の設計図、ネームを描こう

こんにちは、Nはしです。

元漫画アシスタントでして、創作関連の発信をしています。

 

漫画道具を揃えて、やる気満々。

「さあ、、漫画を描くぞー!!」というそこのあなた。

イラストレーションならそのまま描き始めても大丈夫ですが、漫画を描くなら、そのまま原稿に向かうのはちょっと待った!!

 

一般的な話ですが、漫画制作の流れはこんな感じです。

1.プロットをつくる

2.ネームを切る

3.下書きする

4.ペン入れする

 

順を追って見ていきましょう。

1.のプロット

物語のコンセプトや全体像、見せ場などを決めて、文章でメモする感じ。

ここで大体の物語の形を決めます。

 

描きながら

「次はどうしようかな〜」

と考える訳ではなく、全体像は最初になんとなくでも決めてからつくっていきます。

2.ネーム=漫画のコマ割り設計図

漫画の設計図と言われているのがこのネームです。

コマ割とストーリーの流れがわかればヨシなので、しっかり絵をいれずともOK。

最初から最後までひと通り描きます。

 

漫画ははじめで読者を掴み、話を展開して見せ場を用意し、綺麗に終着させる事が必要です。

 

頭の中だけで考えるとこのような高度な計算は難しいし、いきなり原稿に描いてしまうと修正した時にも時間がかかってしまいます。

それでは効率的じゃないので、原稿にペン入れをする前にコマを割って計画を立てるのが、このネーム作業です。

 

ネームが面白ければ面白い漫画になるし、面白くないと面白くない漫画になってしまう

と、よく言われており、漫画作業の中でも特に重要な工程です。

 

プロットを元に、読者が読みやすいようにコマを割っていきます。

 

お話は基本的には起承転結で出来ているので、何ページの話を描く、という事は

・冒頭のつかみに何ページ

・展開何ページ

・見せ場大ゴマを持ってくるところに何ページ…

とバランスをとりつつ考えます。

やはり見せ場に多めのページ数や大ゴマを使うパターンが多いと思います。

あまり話に重要でないシーンを多くすると何を伝えたいのか分かりにくい話になってしまいますので。

 

極端にいう言うと

・重要なシーン→多目のページ数、コマも大きめ

・重要でないシーン→省くかページ少な目、コマも小さめ

という感じだと、何が重要で何が重要でないか、読者に分かりやすく示す事が出来るかと。

 

人によってネームの作り方は様々で

・大学ノートの1ページに1ページ描く人

・コマ割りの流れと、ページごとに同じようなコマ割りになるのを防ぐために、小さく描いて全部のページが一度で見えるように描く人

など、人によって違います。

「漫画の設計図を立てる。」という目的が達成されれば、何でも大丈夫です。

漫画とイラストレーションとの最大の違い=コマ割り

イラストレーションでは一枚で完結した作品なので、前後の流れを意識して絵を描く必要はありませんが、漫画は前後のコマを意識してつくって行かなければいけません。

 

全部が決めゴマ!みたいな絵の入れ方をすると、何が物語の焦点なのか、読者から分かりにくくなってしまいます。

全部が決めゴマ

ギャグならいいけど、3コマ目を目立たせてあげたい感じですね。

他のコマを控えめにすると、3コマ目を際立たせる事が出来ます。

 

あなたが原稿を完成させて、持ち込みなどで編集さんに名刺をもらうと、この“ネーム”を見てもらう事になります。

 

ネームの段階で面白いか面白くないかが決まってしまうと言われています。

そのため、ペン入れに入る前のネーム作業でしっかりと作り込んでから、改めて制作に臨むのですね。

 

ネームは地味っぽく見えますが、作品の仕上がりを左右する重要作業です。

 

時々ネームをきらずにいきなり原稿製作に入る作家さんもいるようですが、そういう方は、紙に描かなくても頭の中でそうした作業が出来てしまう能力があるのだと思います。

紙に描くか描かないかの違いで、描き出す前に計画はなんとなくでも立てているかと。

 

基本的には

「メリハリのある魅力的なネームが出来た!」

となってからやっと原稿に触る事が出来るのです。

 

本格的な漫画制作には必須の作業なので、物語の全体像を把握して効果的なコマ割をするためにも、是非しっかりとネーム作業をやってみてください!

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