コラム 考え方

漫画アシスタントはコミュ障でもなれるのか?

漫画アシスタントはコミュ障でもなれるのか?

こんにちは、Nはしです。

元漫画アシスタントでして、創作関連の発信をしています。

 

絵を描く人間は、自分の主張がある人が多いので、世間では変わり者と思われたりします。

コミュニケーションが苦手、なんて事もあるかと。

 

本日はコミュニケーションが苦手だけど、作家やアシスタントになれるのか?という疑問にお答えしてみます。

 

最初に言ってしまうと、コミュニケーションがとれないと、作家やアシスタントになるのは難しいと思います。

どどーん

 

いきなりぶったぎりましたが

コミュニケーションをとろうとする姿勢を持つ事がどうしても必要

という事です。

 

あなたが誠実に相手を理解しようとする姿勢を示すのであれば、絵の技術がある程度あれば受け入れてくれるんじゃないかと思います。

漫画づくりにコミュニケーションは欠かせない。

相手を理解しようとする、という姿勢は人間関係の基本です。

先生方も、ただ絵が上手いだけの人間より、人柄を重視して採用する、という方が多かったです。

(それだけ変わり者が多いのでしょうか?)

 

作家さんは、自分で作品のシナリオ、美術、演技、演出をしつつ、なんと、アシスタントへの指示も出さなければならないのです。

 

実は、この指示出しというのもそういう能力が必要だな、と見ていて思います。

自分の作りたいものを的確に説明する能力が必要なんです。

 

作家さんがアシスタント経験がある場合、アシスタントにどう伝えれば分かりやすいか分かっているので、結構アシスタントとしてはやりやすかったりします。

そのためにアシスタント経験を積むのもアリではないでしょうか。

 

アシスタントとして有難い作家さんの指示出し

◯作家自身、原稿の完成形がしっかり見えていて、ここにこういう効果、背景が欲しい、と資料を用意してくれたり具体的に指示してくれる。

→この場合は、もうその通りに画をつくるだけなので、リテイクも少なく、ダメな場合も具体的に何がダメなのか教えてくれるので、とてもやりやすいです。理想の作家さんです。

 

手塚治虫先生の原稿の展示を見たことがあるのですが、手塚先生の場合は、自分の絵は記号だと言っていただけあって、アシスタントへの指示表がつくられていました。

 

例えば「草」だと、草1、草2、草3と先生が実際に描いた草が描かれている指示表が用意されているんです。

おそらく、原稿をつくる際に、「ここに草2」など、場所さえ指定すればすぐアシスタントが対応出来るようにしていたんですね。

なんか現代のデジタルのコピーペーストに近い感覚です。

 

手塚先生は複数の連載を同時にこなしていたので、いくら手が速い天才でも、そのための準備はしっかりしたうえで望んでいたんだなあと思ったのを覚えています。

 

アシスタントも受け取る能力は必要です。

例えば、作家さんが「ここはポップな感じの仕上げで」という指示の場合、アシスタントが「ポップ」がどういうものか分かっていないと対応出来ません。

 

分からないなら分からないで、作家さんに聞いて、どういうものかイメージの擦り合わせをします。

自分だとポップと言われると、このトーンを使ってこういう仕上げにしますが、合っていますか?などと、アシスタント側からもイメージを伝える努力をします。

 

アシスタントの力量が試される?

^^;作家さんの指示出し

◯迷っていて、原稿の完成形が見えていない

→この場合は、司令塔の作家さん自身が迷っているので、断定的にこうして欲しい、という指示が出来ません。

 

作家さんがそれを自覚して、とりあえずこういうイメージで、描いたものを見せてもらって

「またその時に指示をする。描き直してもらう可能性があるけど、よろしく。」

などと自分で意思決定している場合はアシスタントも了解して作業に入れます。

ただ、たまにそれを自覚出来ず、具体的な指示を出せていないまま進めてしまい、アシスタントが描いたものがイメージと違って、アシスタントを悪者にして怒ってしまうなんて事もあります。

どこの仕事でも指示を出す立場の人はあり得る事です。

この場合は、雇用関係とはいえ、冷静に自分の考えを主張するしかありません。

 

現場によって全然違うので、場所によっては、優秀なアシスタントが作家さんの作品をすごくよく分かっていて、画づくりの作業を先生の意図を汲んで、ほとんど指示がない状態で担当している。なんて事もあるんじゃないかと思います。

 

アシスタントがもう自分で作品を十分に作れるレベルで、先生と作品づくりの感覚を共有出来ていると、こういう感じになるでしょう。

プロの作家と同レベルのアシスタントです。

まとめ 怖がらず、誠実に

なんにしろ、相互に意図のやりとりが十分に出来る環境が必要なお仕事です。

出来る事は一生懸命頑張って、できない事は相談しつつやっていきましょう。

 

人と関わるのが嫌で絵を描いている、という人は嫌だと今感じるかもしれませんが、受け入れてもらえたら本当は嬉しいんじゃないでしょうか?

 

受け入れてもらうために、自分がやりたい事のために。

誠実に相手に向き合ってみてはどうでしょうか。

 

 

スポンサーリンク

-コラム, 考え方

Copyright© 漫画の背景.xyz , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.