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実はこんなに違う!漫画家と漫画アシスタント

実はこんなに違う!漫画家と漫画アシスタント

こんにちは、Nはしです。

元漫画アシスタントでして、創作関連の発信をしています。

 

いきなりですが、作家と漫画アシスタントは明確に違います。

 

なんとなくイメージとして、漫画家になりたい場合、

まずプロの漫画家さんのアシスタントになって、それからプロになる

というようなイメージがあるかもしれませんが、実際は、別にそんな工程は必要ありません。

(もちろんアシスタント→プロ作家という道を辿る方もいますけど)

 

アシスタントになったからと言ってプロになれるとも限りませんので、最初から作家の能力があれば、アシスタントをする必要もありません

そして、作家とアシスタントは明確にやっている仕事が違うのです。

漫画のアシスタントの仕事

アシスタントは、作家の指示通り絵を入れるのが仕事です。

大げさに言うと作業員に近いです。

必要とされるのは、主に絵を描く能力。

 

チーフレベルだと、現場によって原稿一枚の画づくりに責任を持って作業したりします。

 

先生の意図を的確に読み取る受け手としての能力が問われます。

日本の漫画は、作家個人の仕事の量がめちゃくちゃ多いので、そのサポート的な役割を担います。

 

漫画は作家によって個性があり、それぞれ絵柄が違います。

でも漫画の背景に関しては、よほど特殊な絵柄でない限りは、パースなどの遠近法は共通ですし、ある程度描く事が出来れば割と通用するのではないかと。

 

よってそんなに個性はなくても、アシスタントの仕事は務まります。

(むしろ、アシスタントの仕事で自分の独自色で背景を描いてしまうと、先生の作品の邪魔になってしまう事もあります。アシスタントに入る時は、あくまでお手伝いだという事を忘れず。)

近くで作業を見る事が出来るので、絵を描く能力は鍛えられます。

プロの漫画家の仕事

作家は全部自分でやる事になります。

お話をつくり、絵を描き、指示をだして全てを統括する。

 

決めるのは、全て自分です。

この能力は、言われたことをこなすアシスタントという仕事では鍛えられません。

一個人として自立していないと、作家にはなれません。

絵を描けるだけではだめなのです。

・関連記事 専門学校に行っても、自主性が必要なのはこういう訳です。

漫画の専門学校は無駄?元漫画アシスタントのいち意見

 

作家業は変わりの効かない仕事なので、個性がないとできません。

批判を受けようと、自分の表現をする。

社会のニーズと自分のしたい表現の折り合いを考え、どういう作品を送り出すか決断する。

社会の中に一個人として主張を持って存在する。

 

どんな作品でも必ず批判はきます。

それに負けずにひとつの柱になり続ける。

 

作家には、絵を描ける事の他にそういう能力が絶対的に必要です。

 

むしろ、そうした能力さえあれば、絵なんてたいして描けなくてもプロとしてやっていけるのではないでしょうか。

絵は上手い人に頼めばいいんですから。

創り出すってこういう事なのかもしれません。

プロの作家とアシスタントの違い・まとめ

このサイトの名前を「漫画の背景.xyz」という名前にしたのは、どんな絵柄を目指す人にもあまり関係なく必要な絵の技術だから、幅広く使ってもらえるんじゃないかと考えたからです。

背景のない漫画はありませんし、描き方の決まりというもののない漫画の中では、「背景の描き方」は割と共通して使える技術なのです。

 

アシスタントって漫画家に近い職業ではあるのですが、実はやっている事はこんなに違うのです。

そして、残念な事に、、作家業に1番必要なところは実はアシスタントの仕事では鍛えられないのがお分かりかと。

 

自分の感性や自主性は、他人に指示されて教えられても、鍛えられませんので。

 

このあたりが「作家は孤独」と言われる所以かと思います。

数学みたいに正解もない世界なので、自分で軸を持ってやっていかねばなりません。

隣に仲間がいても、創作活動は1人でしか出来ないのです。

 

イラストレーションや漫画、アートなどの美術は、人と同じものをつくっても評価されないので、自分の感性と向き合って、一歩一歩やっていきましょう!

そうすれば、似た感性を持つ読者が集まってくれるのではないでしょうか。

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