描画法

【漫画】パース(遠近法)の誤差は1mm以内ならセーフ

【漫画】パース(遠近法)の誤差は1mm以内ならセーフ

こんにちは、Nはしです。

元漫画アシスタントでして、創作や心理関連の発信をしています。

 

これらの記事でパース(遠近法)を解説しています。

 

実際細かい作業でして、背景描きの時は、建物など、ひたすら線をひいて練り消しで薄くし、また線をひいて…の繰り返しです。

 

完成した背景画を見るとすごく複雑そうに見えますが、作業としては消失点から線をひきまくる事。

細かい単純作業の積み重ねです。

手間が非常にかかりますが、やる事は決まっているので一度パースを理解してしまえば大丈夫。

 

後ほど話していますが、人間の目は結構すごいので、ずれは出ても1mm以内に収めるのがベターです。

漫画背景の線は1mm以下が基本

最初は細かすぎる!!と思いながら描くんですが、それが日常になると段々と麻痺してきて、1mm以下を意識するのが普通になります。

↑こちらの記事で描いていますが、絵を描く時に微妙な線の太さを調整する事で立体感を出したり、どこに注目してほしいか読者の目線をコントロールしたりします。

 

漫画で1mmって結構太めの線でして、ずっと描いていると、大体ペン先の線で0.3とかなので、目がそれに慣れてきます。

 

人間の目というものはかなり優秀で、パース(遠近法)で絵を描いた時、1mm線がズレると違和感を感じます。

絵を描いた事のない読者でも感じると思います。

 

細部に神は宿るとはよく言ったもので、平行な線を引く時などに1mmズレると、それだけで結構ガタガタ感が出てしまいます。

 

線の積み重ねで背景画は作られるので、描く方としてはそうしたところはきっちりやり、違和感のないようにつくらねばなりません。

漫画アシの1mm以下の戦い

でも、さすがに漫画アシスタントも人間なので、少しズレてしまったりするんです。

 

描いている時に

「うう…やばい、少しズレたかも…。いや、1mm以下なら違和感は出ない!!どうだ?!」

(原稿を離して客観的に見てみる)

「うん、セーフ!!」

みたいになるんですが、もはや自分は何を見てるんだ…という気分になります。

ずれてるけどずれていないという・・・。

 

しかも、背景というものは基本的にじっくり観られるものではありません。

 

時間が経った事を示すようなシーンで、ビルなどの建物だけのコマを使う手法がありますが、漫画を読んでる時に1分も見ないですよね。

 

1時間もかからないキャラクターの顔のアップのコマの方がしっかり見るはずです。

しかし、背景がしっかり入ってないとやっぱり物足りなくなりやすく、背景画は漫画の縁の下の力持ち的な存在なのです。

 

なんとも切ない話ですが、それでもアシスタントは今日も1mmを見つめるのです…

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